「〜したことがある」 経験
「今までに〜したことがある」と言う経験を表すときも現在完了を使います。
基本的イメージは「過去のことが、今にも影響している」というもので、過去のある時点から、今の状況まで続いていることを表します。
この場合は過去のある時点とは生まれたときから、今までのこと、つまり生きてきた中の経験を言うわけです。
肯定文: 主語+have/has +過去分詞〜
否定文: 主語+have/has+not+過去分詞〜
疑問文: Have/Has +主語+過去分詞〜?
現在完了の形の詳しい説明はコチラ
I have traveled abroad once. 「私は一度外国に行ったことがある」
「経験」を表す文では、1回や2回などの回数や「ときどき」「以前に」などの語句と一緒に使われます。
once(1回) twice(2回) three(four) times〔3(4)回〕 before(以前) ever〔今までに(疑問文で)〕 never〔一度もない(否定文で)〕
これらの回数等を表す語句は、文の終わりに置きます。
また、everとneverはnotの位置に置きます。(否定文のところで詳しく説明します)
例文
●I have visited Kyoto once.
●He has seen Tom three times.
●We’ve seen the movie before.
私は一度京都を訪れたことがある。
彼はトムに3回会ったことがある。
私たちは以前映画を見たことがある。
have been to 「行ったことがある」
「いったことがある」と言う時は、have/has been to 〜をよく使います。
toの後には場所を表す語句が入ります。
have been と have gone の使い方の違い
@ I have been to Canada.
私はカナダに行ったことがある。 経験
A They have gone to Canada.
彼らはカナダへ行ってしまった。(今ここにはいない) 完了
「行ったことがある」「来たことがある」という経験を表すにはhave gone,have comeではなく、どちらでもhave(has) been を使います。
have gone を使うと、今はここにはいなくて、カナダにいることを意味しています。
否定文
主語+have/has+never+過去分詞〜
never(一度もない)をいう時にはnotの代わりにneverを使うこともできます。
場所は、notの位置です。
疑問文
Have/Has +主語+過去分詞〜?
「今までに」「かつて」という意味の ever を入れることがよくあります。
Have you ever read this book? 今までにこの本を読んだことありますか。
答え方
Yes, 主語+ have/has. No,主語+ haven’t/hasn’t.
例文
Have you seen a panda?
Have you ever been to Italy?
Yes, I have.
No, I haven’t.
Has she ever played the piano?
Yes, she has.
No, she hasn’t.
パンダを見たことがありますか。
かつてイタリアに行ったことがありますか。
はい、あります。
いいえ、ありません。
今まで彼女はピアノを弾いたことがありますか。
はい、あります。
いいえ、ありません。
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