@ 「〜すること」 名詞的用法
to +動詞の原形 を使って「〜すること」という意味を表すことができます。
例えば、動詞のrun(走る) を to run (走ること)にすると名詞と同じ働きをします。
名詞の働きは文型の中で主語・補語・目的語として使うことができるということです。
主語として使う
This book is interesting. (この本は面白い)という文の主語は
This book という名詞ですが、この主語の位置に to learn English (英語を学ぶこと)という不定詞を置いてみましょう。
This book is interesting. (この本は面白い)
To learn English is interesting. (英語を学ぶことは面白い)
This book とto learn English は 同じ名詞の働きをしています。
例文
To sleep well is good for your health.
To keep promises is important.
よく眠ることは健康によい。
約束を守ることは重要です。
補語として使う
My dream is to become a pilot.私の夢はパイロットになることです。
to become a pilot (パイロットになること)という不定詞が主語のMy dreamについて説明しています。これは主語の修飾をするという補語の役割です。
例文
My plan isto visit Hong Kong. 私の計画は香港を訪れることです。
目的語として使う
I want a car. (私は車が欲しい)という文で、
動詞の後ろにあるa carは名詞ですが、この名詞と同じ位置に to go to Italy(イタリアに行くこと)という不定詞を置いてみましょう。
I want a car. (私は車が欲しい)
I want to go to Italy.
(私はイタリアに行くことをほしがる⇒私はイタリアにいきたい)
a car とto go to Italy は同じように目的語の場所に置かれているわけですから、名詞の働きをしていますね。
例文
I want to make many friends.
I like to take pictures.
私は沢山の友人をつくりたい。
私は写真を撮ることが好きです。
会話でよく使う不定詞の表現
want to の他にも、次のような動詞のあとで不定詞がよく使われます。
以下の動詞と合わせて覚えましょう。
want to (〜したい) like to(〜することが好き) forget to(〜し忘れる) try to(〜しようとする) start to(〜し始める) begin to(〜し始める) hope to(〜することを望む)
例文
I want to eat Japanese. ♪
She likes to play the piano. ♪
Don’t forget to call me. ♪
He tries to read the book. ♪
Let’s begin to wash the car. ♪
We started to play soccer at two. ♪
私は日本料理を食べたいです。
彼女はピアノを弾くのが好きです。
私に電話するのを忘れないでね。
彼は本を読もうとしている。
車を洗い始めましょう。
私たちは二時にサッカーをし始めました。
不定詞のその他の用法
○「〜するための」 (形容詞的用法) 詳しくはコチラ
○「〜するために」 (副詞的用法) 詳しくはコチラ
関連ページ
- 不定詞 副詞的用法
- 不定詞は副詞的に用いられて、目的や原因を表すことができます。
- 不定詞 形容詞的用法
- 不定詞(to+動詞の原形)は形容詞の働きをすることもできます。